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外国人起業家インタビューVOL.2

起業家インタビューイメージ写真 東洋ショップス株式会社
代表取締役 果 威
東京都新宿区西新宿3-7-1
新宿パークタワーN30F

どうして起業をしようと思ったのですか?

 学生時代から、起業に対しての漠然としたビジョンはあった。朝日大学大学院(日本)においての、論文もeマーティングの研究をテーマとしたものでした。

 中国での大学を卒業後、広告会社に就職したこともあって中国のお客のニーズなどはだいたい把握できている。その後、日本の大学院を卒業し日本で人材派遣会社に就職し主に外国人の派遣を行い、企業担当者と接し色々な企業の話を聞いてきたので、日本の企業さんの気持ちがすごく分かるようになった。

 その後、現在私が行っているようなインターネットショッピングモール運営会社に就職し、ここで実績を積むと同時に日本製品の品質の高さも改めて知った。そして、自分が今まで経験してきたノウハウを全部活かすことを考え起業を決意しました。


なぜ今の業種を選ばれたのですか?

 高品質の日本製品を、中国市場に広めていきたいということが一番ですね。今まで自分が培ってきたもの活かして、経営戦略を立て中国で最大手のインターネットポータルサイト運営会社“sina新浪商城”(中国人の8割以上がここを利用している)と独占契約を結び、当面の事業の方向性を確立できたと思っております。


起業するにあたり、一番困ったことは何ですか?

 『この“sina新浪商城”は、中国最大手のポータルサイト“新浪網(しんらんわん)”のショッピングモールです。新浪網は中国では誰もが知って  いるポータルサイト(日本でいうYahoo!と同等の知名度)ですが、日本では全く知名度がないことが驚きでした。同じように、日本で有名なブランドでも、中国ではほとんど知られていないのも事実で、勉強させられることばかりです。』


数ある行政書士事務所の中で、どうしてACROSEEDを選ばれたのですか?

 インターネットで、ビザ関連のことを調べていたら御社にたどり着きました。御社に電話をかける前に、何社か電話で今回の「投資・経営」ビザのことや会社設立手続きのことを聞いて回った。そのような中で、御社に電話したところ説明してくれたのが宮川さんでした。何社か聞いて回った中で一番わかりやすかったので、一度会って話をしてみようと思ったのがきっかけです。2・3回御社に訪問し話を進めていく中で、電話での応対同様とてもわかりやすく丁寧だったので御社に決めました。

 その後、会社の本店移転や役員変更などの手続きは宮川さんと共に霜村さんにもお世話になりました。また、私には妻も子もおり、従業員も増やしていきたいと考えていたところ、ACROSEEDには社労士法人も併設しており、社保・労務面では秋山さんにもお世話になりました。

 税務面は、ACROSEED提携の税理士さんに見てもらっており、会社設立からビザ取得の手続き設立後の労務管理のことから税務面までワンストップのサービスを提供していただいております。


開業資金はいくら位かかりましたか?それはどのように調達しましたか?

 開業資金は1,000万円前後で、今までの貯金等を開業資金とした。


起業をする際に、不安や恐れはありませんでしたか?

 会社業務に関しては自信があったが、ビザのこととなると自信がなく不安だった。以前勤めていた会社でも、従業員のビザの手続きに携わっていたこともあり最初は自分で手続きを進めようと思った。しかし、「投資・経営」ビザとなると要件なども多岐に渡っていたので、プロの方にまかせようと思った。


経営者になってみて、初めてわかった(感じた)ことはありますか?

 大学卒業後は、ずっと会社勤めだったこともあり、経営者としての立場には最初少し戸惑いがあった。自分が経営する側になってみて、上に立つということがいかに大変かということが身にしみるほどわかった。従業員の教育も含め、行動規範などを先頭に立って推し進めなければならないですからね。


起業をして良かったと思うのは、どんなときですか?

起業家インタビューイメージ写真

 自分で考えたことを、そのまま実行することができ、指示も直接出すことができる。上司の指示を仰ぐこともなければ、報告書や提案書を上げることもないので、自分の思いのままに動くことが出来る。しかし、その分責任は私や会社に直に返ってくるので厳しさも感じる。


起業したことを後悔したのは、どんなときですか?

 後悔はありません。これからが勝負だと思っております。


今後のビジネスビジョンと目標を教えてください。

 “sina新浪商城”では、1日のページ量利用が13億人以上、ユニークユーザー(実際にページを見る人)が2.5億人以上とされているこの市場の中で日中間の商取引の活性化を図っていきたい。日本の製品をもっとたくさんの中国の人達に知っていただき、肌で感じてもらいたい。日本の製品を手にしたことがない人達のためにも、より安価に高品質な製品を提供していき、“人と商品”のマッチングを確固たるものにしていきたい。

 そのためには、日本におけるブランド力の強化、広告の有効活用と私が培ってきた経験を最大限活かし、弊社サービスを提供していきたいと思っております。ゆくゆくは、日本企業が中国へ進出する際の総合コンサルティング業務を行っていきたい。日本と中国との橋渡しとなるような企業であり続け、社会貢献を果たしていきたい。


今、起業を考えている人たちにアドバイスをあげるとしたら、何と言いますか?

起業家インタビューイメージ写真

 日本でビジネスを行うのであれば、日本のルール、礼儀、ビジネスマナーをしっかりわきまえておかなくてはならないと思う。日本には日本のビジネスのルールがあるわけであり、顧客企業を増やし事業を拡大していくためには必須です。

 世界的不況の中、起業することは大変ですがしっかりとした事業計画と経営戦略をもっていれば、不況の中でも勝ち抜いていけると私は信じています。


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