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起業家インタビュー VOL.7

起業家インタビューイメージ写真 ヴィセラル・サイキ株式会社
代表取締役社長:ポールリーミング
所在地:〒101-0032東京都品川区大井1丁目11-6寺崎ビル6F
TEL:03-3775-7441

経営者として日本を選んだ理由を教えてください。

 日本はハイテクノロジーを駆使した近未来のようなビル郡、町並みもあれば、一方で昔ながらの文化として神社やお寺などもあり、うまい具合に融合し、共存しているように感じますね。日本独特の文化の中で生活していると創作意欲が沸き、自然とアイディアが浮かんできます。このような場所をライフスタイルの拠点とすることは私にとってプラスになると確信したからですかね。

 元々、日本映画が大好きでしたし、東京の町並みすべてがSF映画のセットみたいに感じます。日本のアニメも大好きで小さいころに鉄腕アトムやガッチャマンはよく見ていました。日本はおもしろい。

 ビジネス的にはカメラレンタル業務を始めるにあたり、他企業との差別化を図り、企業競争力を保つ必要があると考えた結果、「RED ONE」が未だ市場に出回っておらず且つ映画産業が盛んである国を市場として日本を選択した経緯があります。


この業界を選択された理由はありますか?

 単純に映画、映像分野、写真が好きだからですね。小さいころからいつも映画を見ていました。特にハリウッド映画大好きですね。そのころから将来仕事するなら必ず映像や写真に何かしら携わりたいと思っていました。もちろん日本映画も大好きですよ(笑)。


会社経営で一番こまったことはなんですか?

 ペーパーワークですね。今年、当社の本店移転をおこないまして、定款の変更、登記、役所への届出などの行政手続が大変でした。やはり本業以外の部分は専門家におまかせしたほうが、私自身、本業にも専念できますし、会社経営もうまくいくのではと思っております。


ACROSEEDを選んでいただいた理由などありますか?

 ビザの相談をする際にインターネットで検索した何社かに連絡し、とりあえず相談させていただきました。その時にやはり英語スタッフがいることで、相談しやすかったですし、何よりも、ACROSEEDさんの従業員の方々は“Happy Staff”ですね(笑)。


起業してよかったな~と感じる時はどのような時ですか?

 元々は英会話教室の講師として来日しました。もちろん仕事は楽しく、やりがいもありましたが、あくまでも企業の一社員であり、決まった枠の中でしか考え、行動することができませんでした。私が常々感じていたことは、自分のスタイルで仕事、生活をしたいということです。簡単に言えば、“自由”ですね。そのためには経営者になり、会社スタイル=自分自身のスタイルを確立することが必要でした。ですから、現在は最高にHappyですね。


今後のビジョンを教えてください

起業家インタビューイメージ写真

 ヴィセラルサイキという会社を成長させることです。ただ規模を大きくするのではなく、現在は日本国内でカメラレンタル、CM、PV等の映像・音声ソフトの企画、製作、販売等をおこなっておりますが、今後は、日本国内のみならず、本格的に海外進出を行いグローバルな事業展開を推し進めていきたいと考えております。

 具体的には共同プロジェクトを立ち上げる際に、日本に限らず、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの多種多様な文化、技術、知識などを融合した新しい映像・映画制作の創作環境を提供し、各国の橋渡しとして事業を繋げていけるような「リエゾン」として事業展開したいですね。

 個人的には、現在、カメラスタッフ、編集者、コーディネーター、経営者など、必要に応じて役割を変えていくことが非常に楽しく、やりがいも感じております。もう一度本格的に映画を作りたいですね。やはり小さいころからの夢ですからね。映画監督としての自分のスタイルを確立したいと考えております。


今後、日本で起業を考えている人へ何か一言お願いします。

 日本で成功するためには、まず日本のワークスタイルを知ることが成功への第一歩だと思います。私が日本に来て感じたことは特に大きい会社との打ち合わせ、商談などは担当者から上司そして最終的に代表者の決定があり、その工程が複雑で難しいことですね。

 例えばオーストラリアでは始めから代表者と打ち合わせを行い、すぐに結論を出すケースがほとんどです。簡単でわかりやすいですね。

 ただ、その国々の文化、伝統を尊重する部分がなければ、人脈や強い絆を作りあげることはできないと思います。もちろん根本的には自分のスタイルを強く持つことが前提としてあります。そこにうまく日本の仕組みを融合させていくことが一番大事だと思います。起業を考えている方々の少しでも参考になれば幸いです。Good Luck!一緒にがんばりましょう(笑)。


取材を終えて

起業家インタビューイメージ写真

 今回、ポール社長の取材の中で一番感じたことは、“自分のスタイル”というキーワードです。 やりたい事をやるために、やるべき事をする。単純明快です。話をお伺いしていても、気分爽快!スッキリします。 一ディレクターとしてのソウルと経営者としてのオーラを強く感じました。


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